【福島旅行②-2】帰還困難区域と廃炉資料館
浪江町を出発し、国道6号線を南下し、双葉町、大熊町など福島第一原発付近の帰還困難区域を通って富岡町へ向かっていきます。
帰還困難区域
浪江町を出るとまもなく「この先帰還困難区域」という看板が増えてきました。(写真撮影:ゆっき、運転:あっき)
帰還困難区域は放射線量が未だ高いため、人が住むことはできませんが、通過するだけなら可能です。
人が立っているここから、帰還困難区域スタート。
ここから先は車では通ることはできますが、基本的に停車や横道に入ることはできません。ひたすら走り続けるだけです。
停車や左右折の必要がないため、ほとんどの信号は機能しておらず、黄色く点滅を繰り返しています。
利用されなくなったファミリーマートは草に覆われ自然と同化気味。
入っちゃいけないところにはゲートが作られており、許可証がないと入れません。
この日、双葉町付近は0.8マイクロシーベルト/時ありました。
東京は大体0.03〜0.04ぐらいなんで、それに比べりゃかなり高いですが、東京ーニューヨーク間を飛行機で往復しただけで約200マイクロシーベルトの放射線を浴びることになるらしいので、そう考えると全然大した数字じゃないのかなと。
住宅地はすべての家々にバリケードが張られ、人が侵入できないようにされています。
双葉町を抜け大熊町へ。ナビが示すように、福島第一原発が至近距離です。
放射能で汚染された土が山積み。
我らがかっぱ寿司。もちろん営業していません。
デザインも昔のまま。今も店の中では、沢山のかっぱたちが、お客さんが来るのを待っていることでしょう。
東京電力廃炉資料館
さて、そうこうしてる間に車は帰還困難区域を抜け、富岡町へ。
ここには、東京電力が作った『東京電力廃炉資料館』というものがあります。
これは2018年11月18日にオープンしたばかりということで、まだ出来立てホヤホヤな状態。
館内はとてもきれいで、沢山の資料が展示されており、CG映像なんかもかなり凝って作られていて、お金かけてるなぁ思わせるもの。
でもこれってうちらが払ってる電気料金の一部で作られているわけで、こんなところに金かけてる余裕があったら、もっと有意義なことに使えよ、と思ってしまいがちですが。
ちなみに資料館をざっくり見た感想としてます、いきなりシアターの映像から、「私たちは大変なことをしてしまいました」的な、全力の謝罪。その後も、とにかく「反省してます」「二度とこのような過ちは犯しません」といった感じの全面的謝罪。なんか謝罪しすぎてて、嘘臭さすら感じるほど。
1時間ほどで廃炉資料館を見終え、福島第二原発付近を通っていわき市へ。
途中、Jヴィレッジに立ち寄りましたが、あっきゆっきはサッカーにあまり興味がない上に、練習してる人すらいなかったため、車から降りることすらせずに通過。
いわき市
いわき市に着き、ホテルにチェックイン。
夕食は、あっきゆっきにしては珍しく、チェーンのミライザカ。鳥唐揚げが看板商品のワタミグループ。
店内がうるさすぎて、落ち着いた感じゼロ。特に隣の席のサラリーマンおやじ4人組がうるさいわ風俗の話してるわ、下品極まりない。
やっぱチェーンの居酒屋ってこんななんだな。なにかを期待して行った俺がバカだった。
どっちに行くか迷ってた、「ポテトハウスじゃがいも」に行っとけばよかった。
運転いっぱいして疲れたのでスヤリでした。