【福島旅行②-1】相馬市から浪江町へ
朝、ホテルをチェックアウトし、レンタカーを借りたあっきゆっきは、福島市から東の海沿いにある相馬市に向かい、そこから南下して福島第一原発の方へと向かいます。
相馬市伝承鎮魂祈念館へ
福島市から車で約1時間半。相馬市に着きました。
ここは東日本大震災で一番高い22mもの津波が来た町。多くの住民が津波の犠牲になりました。
その相馬市小浜原釜地区の海沿いに2015年に建てられた(らしい)『伝承鎮魂祈念館』へ
震災前・震災直後の風景を後世に残す資料が展示されています。(無料)
相馬市伝承鎮魂祈念館。津波の犠牲となった458人の犠牲者を供養する、458体の地蔵。持ち主が未だ見つかっていない写真たち。
高校生らしき若い女の子の写真や、家族の記念写真、赤ちゃんの写真などなど、ここに残されているということは、写っている人たちはみんな津波で亡くなってしまったのかな…。
祈念館の裏の海。かつてはきれいな海水浴場だったらしいですが…。
さて、相馬市を後にし、ここから車で南下。令和元年に免許取得のゆっきが運転。やたらと中央分離帯よりを走りたがるので、大きなトラックとすれ違う時はめっちゃ怖い。そして後続車が来ると、煽られていると勘違いしてすぐパニックになる。
仙台から東京まで繋がっている国道6号線を、帰還困難区域に向かって南下。
浪江町へ
震災直後、ゴーストタウンになった浪江町
浪江町は震災直後、福島第一原発事故により全町民が避難し、ゴーストタウンになりました。
その後、2017年にようやく一部区域が帰還困難区域から解除となり、人が住めるようにはなったものの、かつて21000人いた人口は今は1000人いるかいないか。
街中を車で走ってみても、ほとんどの家々に人の気配はなく、廃墟同然の状態でした。
浪江町から避難した住民のうち約半数がすでに帰還することを諦めているようで、利用されることのない家々は駅周辺から徐々に解体され更地化されている。
道路を走っていても、すれ違うのは解体業者の大きなトラックがほとんど。
浪江駅前。電車通っているみたいだけど、利用客はどれくらいいるんだろう。
こんな不思議な光景の町はきっとここに来ないと見ることはできないだろう。チェルノブイリもこんな感じなのかな。
なんとも言えない気持ちになる。
浪江焼きそばを食う
そんな中、浪江町役場の横には小さなマルシェが作られており、名物の浪江焼きそばの店もありました。
浪江焼きそば、おいしかった。
外国人の観光客も数人いました。
昼食を終えたあっきゆっきは、この後浪江町から帰還困難区域をさらに南下します。
つづく